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高濃度ビタミンC点滴
高濃度ビタミンC点滴は、サプリメントなどで摂取する場合に比べて、ビタミンCをおよそ20倍の濃度で体内に届けることができます。血液を通して全身に行き渡ることで、細胞の働きを活発にし、体の回復を助けます。
歯科では、インプラント手術や抜歯のあとに取り入れることで、傷の治りを早める作用が期待できます。また、歯周病やインプラント周囲の炎症予防、歯ぐき(歯周組織)の健康維持にも役立ちます。
高濃度ビタミンC点滴のメリット
歯科的な作用について
高濃度ビタミンC点滴には、細菌やウイルスの働きを抑える作用があり、インプラント手術や抜歯後の感染予防、傷の治りを早める作用が期待できます。
さらに、歯周病や口の中にできるヘルペスなど、感染をともなう疾患の改善にも役立ちます。ビタミンCがコラーゲンの生成を助けることで、歯ぐきの炎症を抑えたり、健康な状態を保ちやすくしたりする作用もあります。
また、メラニンの働きを抑えることで歯ぐきの黒ずみを目立たなくし、金属アレルギーのある方では体内の有害物質の排出を助ける作用も期待できます。
・治癒の促進
高濃度ビタミンC点滴には、傷の治りを早める働きがあります。
ビタミンCが細胞の活動を助け、コラーゲンの生成を促すことで、抜歯やインプラント手術のあとの歯ぐきの回復をサポートします。炎症を抑え、術後の腫れや痛みをやわらげる作用も期待できます。
・歯ぐき(歯周組織)の強化
ビタミンCは、歯ぐきを支える細胞を丈夫に保つために欠かせない栄養素です。
コラーゲンの生成を助けることで、歯ぐきのハリを保ち、お口の中を長く健康な状態に導きます。
一般的効果
・生活習慣病へのサポート
高濃度ビタミンCには、血液中で脂質が酸化するのを防ぐ働きがあり、動脈硬化の進行を抑えるといわれています。
また、血中コレステロールのバランスを整える助けとなり、糖尿病の方では血糖コントロールの改善にも役立つ場合があります。
・疲労回復とストレス緩和
紫外線やストレスによって発生する活性酸素を除去し、体の酸化を防ぐことで、疲れの回復を助けます。
また、ビタミンCはストレスに対抗するホルモンを作る際にも使われるため、心身のバランスを整えるサポートになります。
・美肌へのサポート
シミの原因となるメラニンの生成を抑える働きがあり、シミやそばかす、肝斑などの改善に役立つことが知られています。
さらに、コラーゲンの生成を助けることで、肌のハリや弾力を保ち、健やかな肌づくりを支えます。
・抗酸化による健康維持
強い抗酸化作用により、体内で発生した活性酸素を除去し、細胞を守る働きがあります。
これにより、老化や生活習慣病の予防、さらにはがん予防の一助となる可能性も報告されています。
ガンの補完療法
2005年、米国国立衛生研究所や米国国立ガン研究所などは「高濃度のビタミンCは正常な細胞に影響を与えず、ガン細胞だけを殺す、副作用のない理想的な抗ガン剤である」という共同論文を発表。
2007年から、日本でもガン治療の方法として導入されるようになりました。
サプリ(経口摂取)と点滴の比較
ビタミンCは水溶性のため、およそ400mg/日で血中濃度が飽和し、余剰分は尿として排出されてしまいます。
そのため、ビタミンCのサプリメントを大量に摂取しても、血中濃度はある一定値より上がることはありません。
しかしながら、点滴で直接静脈内に大量投与すると経口摂取する数十倍の量を血液内に行き渡らせることができ、経口摂取よりも作用が期待できます。
喫煙者の場合は、多くのビタミンCが破壊されるため、より積極的にビタミンCを摂取するのが望ましく、25g投与の場合はレモン1200個分のビタミンCを細胞に届けることができます。
美容や疾患に効果的
高濃度ビタミンC点滴は、生活習慣がある方や、美容のお悩みをお持ちの方、疾病を予防・改善されたい方に注目されています。
・タバコを頻繁に吸う
・お酒をよく飲む
・生活習慣病を予防したい
・疲れがたまりやすい
・寝起きが悪い
・免疫力が低下している
・ストレスを軽減したい
・肌荒れしやすい
・最近シミが気になる
・透明感のある肌になりたい
・ニキビができやすい
・日焼けをしてしまった
・毛穴の開きが気になる
・お肌のハリや弾力がなくなった
・髪にツヤやコシが欲しい
・風邪やインフルエンザの予防
・歯周病を予防したい
・ガン予防、再発防止を考えている
・アトピーを改善したい
・うつ病や神経状態を改善したい
よくあるご質問
どれくらいの頻度で受けるのがベスト?
美容目的のビタミンCは週1回~月1回など、患者様によって異なります。
また、投与量は疾病治療と比較して少量となりますので、点滴の頻度および投与量は歯科医師とご相談ください。
1回の点滴の時間はどのくらいですか?
高濃度ビタミンCの量で点滴時間は変わります。 歯周病予防・美容目的では、30分~1時間程度のお時間です。
健康保険は適用されますか?
高濃度ビタミンC点滴療法は保険適用外となり、治療費用はすべて自己負担となります。
当日、食事制限はありますか?
点滴当日、食事制限はありません。
普段通りの食事で問題ありませんが、大量の飲酒は避けてください。
また、空腹で点滴を受けないよう、お食事を摂られてからご来院ください。
マイヤーズカクテル点滴
高濃度ビタミンC点滴に続き、当院で多くの方に選ばれているのが「マイヤーズカクテル点滴」です。
アメリカのジョン・マイヤーズ医師によって考案された治療法で、ビタミンやミネラルをバランスよく配合した点滴を行います。欧米では、慢性的な疲労やストレスケアなどに広く用いられており、一般的な治療のひとつとして知られています。
マイヤーズカクテル点滴の歯科治療におけるメリット
マイヤーズカクテル点滴に含まれるマグネシウムには、血管を広げて血流を促す働きがあります。これにより細胞の代謝が活発になり、体の回復を助けます。
新陳代謝や免疫の働きが整うことで、歯周病のケアや、抜歯後の傷・腫れの回復、インプラントまわりの炎症予防にもつながります。
また、含まれているグルタチオンには、体内に蓄積した金属を排出する働きがあり、金属アレルギーによる不調をやわらげる作用も期待できます。
主な成分
マイヤーズカクテル点滴には、ビタミンB群(B1・B2・B3・B5・B6・B12)やビタミンCのほか、カルシウム、グルタチオン、マグネシウムなどがバランスよく含まれています。
口から摂取する場合と異なり、点滴によって直接体内に取り入れることで、血中の栄養濃度がすばやく高まり、体にしっかり行き渡ります。
体に必要な成分をそのまま補う方法のため、内服で得られる栄養の作用に加えて、代謝のサポートや疲労回復など、より幅広い働きが期待できます。もともと体内に存在する成分を使用しているため、体への負担は少なく、不安なく受けていただける点滴です。
ミネラル不足による影響
歯や骨は、体の中でも特にミネラルを多く必要とする部分です。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルは、歯を丈夫に保つだけでなく、細胞や臓器の働きを支え、体全体のバランスを整える役割を担っています。
人間の体は、栄養の偏りや不足が続くと、傷の治りが遅くなったり、免疫力が下がったりすることがあります。
ビタミンやミネラルが不足すると、自己治癒力が弱まり、さまざまな不調を引き起こす原因になることがあります。
最近、イライラしやすい、疲れやすい、肩こりや肌荒れが続く、風邪をひきやすいなどの症状がある方は、ミネラル不足が関係しているかもしれません。
体を内側から整えるためにも、栄養バランスを見直すことが大切です。
食生活の乱れと変化
厚生労働省の調査(平成27年)によると、現代の日本人はミネラルの摂取量が大きく減っていることがわかっています。
その背景には、食生活の変化があります。コンビニ食やインスタント食品、ファストフードなどの利用が増えたことで、手軽に食事を済ませる人が多くなりました。
しかし、こうした加工食品には食品添加物が多く含まれており、体がミネラルを吸収しにくくなる原因のひとつとされています。
便利な食生活が進む一方で、栄養バランスを崩しやすくなっているのが現代の課題です。
効果・適応症
疲労回復や不眠改善、美肌効果やストレス軽減などの効果を発揮します。
・慢性疲労
慢性的な疲れの原因には、ビタミンC・ビタミンB1・マグネシウムなどの不足が関係しているといわれています。
特にマグネシウムは、体のエネルギーをつくる働きに欠かせない成分で、不足すると疲労感が抜けにくくなります。
点滴でこれらの栄養を補うことで、細胞のエネルギー代謝を助け、体の回復をサポートします。
・線維筋痛症
全身、または一部に強い痛みが続く病気で、痛みの程度や場所は人によって異なります。
日本では、気づかないまま生活している方も含めて200万人以上が発症しているといわれています。
マイヤーズカクテル点滴を取り入れた治療が有用とされており、週1〜2回の点滴を続けながら、症状の変化に応じて調整していきます。
・気管支喘息
マグネシウムには、気管支を広げて呼吸を楽にする働きがあります。
この作用を活かして、週1〜3回の点滴を数週間続けることで、発作の軽減を目指します。
ステロイドや気管支拡張薬を使用しない治療法のため、副作用が気になる方にも取り入れやすい方法です。
・アレルギー性鼻炎(花粉症)
アレルギー症状は、免疫機能の過剰な反応によって起こります。
マイヤーズカクテルに含まれるビタミンB群が免疫の働きを整え、体のバランスをサポートすることで、アレルギー反応の緩和が期待できます。
栄養を補う治療のため、服薬制限がある方にも取り入れやすい点が特徴です。
・その他の対象例
・偏頭痛
・急性上気道炎(風邪症状)
・慢性じんましん
・慢性副鼻腔炎
・生理不順・更年期障害
・風邪、インフルエンザ
・狭心症、心不全
・うつ症状、不眠、不定愁訴
NMN点滴
当院では、老化や健康維持に関する研究で注目されている「NMN点滴」をいち早く導入しています。
NMN(ニコチナミド・モノヌクレオチド)は、もともと体内にも存在する成分で、エネルギーを生み出すために欠かせない「補酵素」のひとつです。
近年の研究では、NMNが「サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)」と呼ばれる遺伝子の働きを助けることが分かってきました。
このサーチュイン遺伝子を活発にするには、「NAD⁺(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)」という物質が必要で、NMNはそのNAD⁺のもとになる成分として注目されています。
NMNを体内に取り入れることで、エネルギー代謝を助け、若々しさや健康維持に役立つ可能性があるといわれています。
NMNは、ブロッコリーや枝豆といった身近な食材、そして母乳にも含まれている成分です。
ただし、食品から十分な量を摂取するのはとても難しく、100mgのNMNを摂るためにはブロッコリー約40kg分が必要といわれています。
さらに、年齢とともに体内での吸収力も低下していくため、必要な量を食事だけでまかなうのは現実的ではありません。
NMN点滴によって体内へ直接届けることで、ブロッコリー約40kg分に相当するNMNを効率よく取り入れることができます。
マイヤーズカクテル点滴の歯科治療におけるメリット
人間の体をつくる細胞の中には、DNAという設計図が大切に保管されています。
このDNAは、実際にはとても長いため、「ヒストン」というタンパク質にきれいに巻き付いて収納されています。ちょうど、長い髪をカーラーでまとめるようなイメージです。
ところが、年齢を重ねると、この巻きが少しずつ緩み、普段は眠っている不要な遺伝情報まで働いてしまうことがあります。これが、老化の一因になると考えられています。
ここで重要な役割を果たすのが「サーチュイン遺伝子」と、それを助ける「NAD⁺(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)」です。NAD⁺は、ヒストンの巻きを整える働きを持ち、DNAが緩むのを防ぐことで、細胞の若々しさを保つサポートをしています。
NMN点滴の主な作用
NMN点滴は、年齢とともに低下する細胞のエネルギー代謝をサポートし、体の内側から活力を引き出します。老化に関わる遺伝子の働きを抑え、若々しさを保つサポートをするほか、40代以降の方では体力や集中力の回復、若年層の方では疲労感の軽減や活力の向上が期待できます。
また、肌細胞の再生を助けることで、しわやたるみの改善、ハリやキメのある肌づくりにも役立ちます。
美容面だけでなく、全身のコンディションを整える点滴として注目されています。
疾患への応用
研究レベルでは、糖尿病や認知症、神経疾患、眼機能の低下、肥満や虚血性疾患などに対する改善作用も報告されています。
今後も幅広い分野での可能性が期待されています。
施術のペースと注意点
効果のあらわれ方には個人差がありますが、1カ月に1回の施術が理想的です。
無理のない範囲で、2〜3カ月ごとの継続をおすすめしています。
副作用としては、まれに点滴部位に血管痛(痛み)を感じる場合があります。